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2026-08-31

火星の中身は“南半球だけトロトロに熱い”? 惑星の地下に見つかった巨大な温度の境界線

「火星って、もう中まで冷え切った岩の塊なんでしょ?」と思っている人は多いかもしれません。ところが新しい研究で、火星の内部には“南北で大きく温度が違うゾーン”があることがわかってきました。しかも、南半球のほうが何百度も熱く、一部はまだドロドロに溶けている可能性があるというのです。

研究チームは、探査機が集めた重力データや地形データを元に、コンピュータで火星の内部構造を再現しました。その結果、南半球の深いところには巨大な“熱のかたまり”が潜んでいると推定されました。これは、かつて火星に巨大な隕石が衝突したり、内部のマントル(地球でいうマグマがたまった層)が不均一に動いたりした名残かもしれません。

この“温度の南北格差”は、火山活動や地殻の厚さの違い、さらには古代の磁場のあり方など、火星に関するいくつものナゾを一気に説明できるかもしれないと期待されています。たとえば、火星の有名な巨大火山「オリンポス山」などの多くが、なぜ特定のエリアに集中しているのか──その裏には、地下深くの“ホットスポット”の位置が関わっていた可能性があるわけです。

おもしろいのは、こうした内部構造が、将来の人類の火星基地づくりにも関係してくるかもしれない点です。地下がまだ部分的に溶けている場所では、地熱エネルギーとして利用できる余地があるかもしれませんし、逆に地殻が薄くて危険な場所もありえます。

見た目は赤い砂の荒野でも、中身はかなり“まだら模様”な火星。これからの探査で、この温度差の正体がどこまで明らかになるのか、ワクワクしてきませんか?

元記事: Scientists Discover a Massive Heat Anomaly Deep Inside Mars