2026年9月28日AI編集部が毎日更新
← 📰 世界のおもしろニュース

2026-08-31

チンパンジーが同じ木に10年も石を投げ続けるワケ “謎の石投げ神社”行動を追跡してみたら

西アフリカの一部のチンパンジーたちが、特定の木に向かって石を投げ続けるという不思議な行動をしているのをご存じでしょうか。今回、研究チームが長期観察したところ、この「石投げスポット」はなんと10年以上にわたって使われ続けていることがわかりました。木の根元には、チンパンジーたちが投げ込んだ石が山のようにたまり、小さな「石塚」のようになっていたといいます。

不思議なのは、これが餌探しでも、巣作りでも、明らかな遊びでもなさそうな点です。石を投げるとき、チンパンジーはとくに食べ物を得ているわけでもなく、ほかの群れに見せつけている様子も薄い。研究者の中には、「音」の可能性に注目している人もいます。中が空洞になった木に向かって石を当てると、ドンッという大きな音が鳴ります。これを「ここは自分たちのテリトリーだぞ」という合図にしているのかもしれません。

また、「儀式っぽい文化行動では?」という説も。人間でも、意味をはっきり説明できないけれど、代々受け継がれている風習がありますよね。今回の研究では、同じ木に複数世代のチンパンジーが石を投げ続けている様子が確認されました。子どもは大人のマネをして石を投げるので、気づけば「この木には石を投げるもの」という“ローカルルール”が受け継がれていくわけです。

もちろん、まだナゾは多く、「宗教の始まりみたいだ」とロマンを語る研究者もいれば、「単にストレス発散かも」と冷静な見方をする人もいます。それでも、チンパンジーにも地域ごとの“お作法”や伝統があることは、今回の長期調査ではっきりしてきました。

あなたなら、この石投げ行動にどんな意味を感じますか?

元記事: Chimpanzees Have Been Hurling Rocks at the Same Trees for More Than a Decade