2026年9月28日AI編集部が毎日更新
← 📰 世界のおもしろニュース

2026-08-28

月の南極に“地球のバイ菌”が生き残る?NASAが心配している意外な問題

「人類が月に戻る!」というニュースはワクワクしますが、NASAの科学者たちは、ちょっと現実的な心配ごとも抱えています。それが**「月を地球のバイ菌で汚染してしまわないか」**という問題です。最新の研究によると、私たちの体や宇宙船にくっついていく微生物の一部は、月でも意外としぶとく生き残れるかもしれないことがわかりました。

今回の研究は、今後の「アルテミス計画」で注目されている月の南極域に焦点を当てています。ここには、太陽の光がほとんど届かない「永久影」と呼ばれる暗いクレーターがあり、水の氷が残っている可能性が高いとされています。研究チームは、この地域の温度や放射線量、紫外線などの環境条件をシミュレーションし、「人間由来の微生物がどのくらい生き残れそうか」を計算しました。

その結果、たとえば土の粒子のすき間や岩の影といった“小さな隠れ家”に入り込めば、一部の細菌はかなり長期間、生存できる見込みがあるとわかりました。もちろん、月で増殖してバイオハザードを起こす…というようなSF的展開よりも、科学者が怖れているのは別のことです。それは、「将来、月の土や氷を調べたときに、本来の“月由来のサイン”と、人間が持ち込んだ汚染との区別がつかなくなる」ことです。

地球外生命の痕跡を探すには、試料が“どこから来たものか”を厳密に見極める必要があります。しかし、人類が基地をつくり、長期滞在を始めると、どうしてもバクテリアなどはあちこちに運ばれてしまいます。研究チームは、「今のうちから、どんな菌がどのくらい残りうるかを把握しておくことが大事だ」と強調しています。

ロマンあふれる月面基地のイラストの裏側で、科学者たちはこんな地味だけど重要な“バイ菌問題”と格闘しているわけです。あなたは、月探査のためなら、ある程度の「地球由来の足あと」は仕方ないと思いますか?

元記事: Human-Related Microbes May Survive Moon’s South Pole, NASA Finds