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2026-08-23

「猫型ロボ」ならぬ“雲型レントゲン”?雷のドゴン!で街の地下構造を丸見えに

地震計といえば、地面の揺れを記録する機械というイメージですよね。ところが最近、「雷のドカン!という音波」を利用して、まるでレントゲン写真のように地下構造を“のぞき見”するという、ちょっとSFっぽい研究が話題になっています。

アメリカの研究チームが行ったのは、都市のあちこちにある「光ファイバーケーブル」に注目するというアイデア。光ファイバーは、インターネット回線などに使われるガラスの細い線ですが、じつは外からの振動にもかなり敏感です。研究者たちは、雷が落ちたときに地面を伝わる「雷地震(thunderquake)」と呼ばれる振動を、この光ファイバー網でキャッチし、そこから地下の構造を“逆算”する技術を開発しました。

地震学の世界では、地震波を使って地下の様子を推定するのはよくある手法です。ただし通常は本物の地震が必要ですし、観測点も限られます。今回の方法なら、都市インフラとしてすでに張り巡らされた光ファイバーをフル活用できるうえ、雷が鳴るたびにデータがたまっていきます。新しく高価なセンサーを大量設置する必要がないのがポイントです。

こうして得られたデータから、研究チームは地盤の固い・やわらかいの違いや、地中の空洞などを細かく描き出すことに成功しました。将来的には、地震に弱いエリアの特定や、老朽化した地下トンネルのチェック、地下水の管理など、都市防災やインフラ管理に役立つと期待されています。

雨の日に「雷こわいなあ」と空を見上げるだけでなく、「今ごろ地下のレントゲン写真がちょっと鮮明になってるかも」と想像してみると、少しだけ雷との付き合い方が変わるかもしれませんね。

元記事: Using thunderquakes to X-ray Earth – a new study shows urban seismology in action