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2026-08-22

“大声で笑うゴリラ”は何を伝えている?霊長類の笑いから見えた「ことば」の起源

人間だけが笑う──そんなイメージをくつがえす研究が発表されました。チンパンジーやボノボ、ゴリラなどの「大型類人猿(グレートエイプ)」たちが、じゃれ合いながら声を上げて笑う様子を詳しく分析したところ、その笑い方が人間の笑い声にかなり近いパターンを持っていることが分かったのです。

研究チームは、動物園などで撮影された映像から、霊長類がくすぐられたり追いかけっこをしたりしているときの「笑い声」を収集。音の高さやリズム、息の吸い方・吐き方などを細かく比較しました。その結果、「ハッハッハ」と規則的に区切られた人間の笑い声と同じような構造が、ゴリラやチンパンジーの笑いにも含まれていることが判明しました。

おもしろいのは、この“笑い”が単なる感情表現を超えて、「いまはふざけているだけだよ」「これは本気のケンカじゃないよ」と相手に伝える「合図」として使われている点です。じゃれ合いが激しくなりそうなタイミングで、どちらかが笑い声を出すと、相手も攻撃をゆるめて遊びモードに戻ることが多かったそうです。これは、人間の子ども同士がプロレスごっこをしながら笑っていると、親も「ああ遊んでいるだけね」と安心するのとよく似ています。

研究者たちは、こうした“遊びの笑い”が発展していく中で、「音で相手に情報を伝える力」が進化し、やがてことばの原型になったのではないかと考えています。つまり、人間の言語のルーツのひとつは、友だちとじゃれ合うときのクスクス笑いかもしれない、というわけです。

もし動物園でゴリラが楽しそうに笑っていたら、「もしかして、なにか話しかけているのかな?」と耳をすませてみたくなりませんか?

元記事: Strange & Offbeat News - Great Ape Laughter Reveals a Hidden Origin of Human Speech