2026-08-17
カナダの森で“巨大マッシュルーム・ネット”発見 木が互いにごはんをシェア?
カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の森で、樹木とキノコ(菌類)がつくる「地下ネットワーク」が、予想以上に巨大で複雑だったことがわかったとする研究が発表されました。研究チームはこれを、インターネットになぞらえて「ウッド・ワイド・ウェブ(木のワイドウェブ)」と呼んでいます。
キノコの仲間である菌類は、地面の中に細い糸(菌糸)をのばし、木の根っこと“共生関係”を結びます。今回、研究者たちは数百本の木の根と、土壌中のDNAを大規模に解析。その結果、1本の古いトウヒの木から、半径約1キロメートル以上にわたって菌糸ネットワークが広がり、周囲の若い木々とつながっていることが分かりました。
驚きなのは、養分の流れ方です。太陽光をたっぷり浴びて余裕のある木から、日当たりの悪い木へと、炭素(光合成で作った糖)が菌類を通じて“送金”されている可能性が高いというのです。研究チームは、同位体という印を付けた二酸化炭素を使った実験で、その動きを追跡しました。
もちろん、木が「かわいそうだから分けてあげよう」と考えているわけではありません。菌類が“手数料”として栄養を受け取ることで、全体として森が安定し、自分たちも長く生き延びやすくなる、という仕組みだと考えられています。
それでも、「森の木々は孤立した一本ずつの存在ではなく、地下でつながったコミュニティだった」というイメージは、ちょっとロマンがありますね。あなたは、人間社会のインフラと、この“きのこネットワーク”のどこか似ているところを感じますか?
元記事: Trees in Canadian Forest Found Sharing Resources Through Kilometer-Scale Fungal ‘Wood Wide Web’