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2026-08-16

世界一“迷子になりやすい”のはハト?レース鳩レースに起きた異変

イギリスやヨーロッパには、何百キロも離れた場所からハトを放して、自分の巣にどれだけ早く帰ってこられるかを競う「レース鳩(pigeon racing)」という伝統競技があります。ところが近年、このレースでちょっとシャレにならない異変が起きている──そんな研究報告が注目されています。

昔は、スタートしたハトの9割以上がゴールに戻ってきたのが当たり前だったのに、いまでは完走率が大きく落ち込み、「半分以上が行方不明になるレース」も珍しくないというのです。ハトは、地球の磁場(コンパスのN極・S極の元になっている見えない力)や太陽の位置などを手がかりに方向を知る“ナビ達人”として知られてきました。ところが研究者たちの分析では、その磁場コンパスが人間のつくる電波ノイズでかき乱されている可能性が高いとのこと。

携帯基地局やWi‑Fi、送電線など、現代社会には人工的な電磁波(EM)があふれています。地球の磁場は意外と弱く、こうしたノイズが重なると、ハトが感じ取る“方位磁針”がブレブレになってしまうらしいのです。もちろんハトには太陽や地形など、複数の“予備センサー”もありますが、それでも長距離レースでは致命的な影響が出ているとの指摘もあります。

研究者は「ハトだけでなく、渡り鳥やウミガメなど、磁場を頼りに移動する動物にも同じことが起きているかもしれない」と警鐘を鳴らしています。一方で、「レース鳩の世界で起きている異変は、人間の生活が地球規模で自然の“ナビゲーション・システム”を書き換えているサインだ」と見る声も。

あなたは、スマホ電波やWi‑Fiのせいで、空を飛ぶ動物たちの“方向感覚”が狂っているかもしれない、という話を聞いてどう感じますか?

元記事: Scientists of Reddit: what’s a recent discovery in your field that genuinely unsettled you, but barely made the news?