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2026-08-16

宇宙に“ブラックホール星”誕生?太陽系サイズの真っ赤な怪物とは

天文学者たちが、「ブラックホール星(black hole star)」と呼ばれるまったく新しいタイプの天体を報告して話題になっています。名前だけ聞くとSFっぽいですが、れっきとした理論物理の世界から生まれたアイデアで、今回ついに“本物かもしれない候補”が観測されたというのです。

ブラックホールは、超巨大な星が一生の終わりに自分の重さでつぶれてしまった“重力の落とし穴”のこと。一方、普通の星はガスが燃えて光っている“ガス玉”です。ブラックホール星は、その両方が合体したような存在で、「中心にブラックホールがいて、そのまわりを太陽系サイズの巨大なガスの殻が取り巻いて赤く光っている」という、とんでもない構造をしていると考えられています。

きっかけは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が見つけていた“リトル・レッド・ドッツ(little red dots)”と呼ばれる小さくて赤い謎の天体たち。初期宇宙のわりに質量が大きく、「銀河にしては変だし、普通の星団にしてもおかしい」と長年ナゾの存在でした。今回の研究チームは、これらの正体が「中心にブラックホールを抱えた巨大な星=ブラックホール星」であれば、観測データとぴったり合うと報告しています。

もし本当にブラックホール星が存在するとすれば、初期宇宙で“赤ちゃん銀河”がどう成長し、ブラックホールがどんなスピードで大きくなったのかを説明する重要なピースになるかもしれません。おまけに、「ブラックホールなのに星みたいに光っている」という、これまでの常識を軽く裏切る存在でもあります。

研究者のあいだでは、早くも「ブラックホールサン(90年代ロックの有名曲名)」と呼びたい、なんてジョークも飛び出しているとか。あなたは“太陽系サイズのブラックホール星”を想像すると、ワクワクしますか? それともちょっとゾッとしますか?

元記事: Astronomers discover a new kind of cosmic object – a black hole ‘star’