2026-08-15
「蜂蜜より“辛口”なハチ」発見?トウガラシ好みのミツバチがメキシコで話題
メキシコ南部の農村で、ちょっと変わった味のハチミツが採れました。地元の養蜂家いわく、「後味がピリッと辛い」。調べてみると、ミツバチたちが主に訪れていたのは、なんと唐辛子畑だったのです。
研究チームが花粉と蜜のサンプルを分析したところ、通常のハチミツでよく見られるオレンジやクローバーなどの花粉よりも、トウガラシ属の植物の花粉が圧倒的に多いことが判明。ミツバチが辛味成分のカプサイシンそのものを好んでいるわけではありませんが、周囲に他の花が少ない時期、安定して蜜を出す唐辛子の花に通っていた結果、“辛口寄り”のハチミツができあがったと考えられています。
面白いのは、テイスティングに参加した地元の人たちの反応です。通常のハチミツよりも香りがスパイシーだと感じる人が多く、中には「タコスにかけると最高」「フライドチキンのソースに使いたい」と、いかにもメキシコらしいコメントも。とはいえ、食品として販売するには成分分析や安全性の確認が必要で、すぐに“チリ蜂蜜”として市場に出るわけではなさそうです。
ミツバチは、世界中の農業を支える重要な花粉媒介者ですが、その食の好みはまだまだ未知の部分が多い存在です。今回のような観察は、作物の受粉効率を上げるヒントにもなるかもしれません。
甘いのにどこか辛い、不思議なハチミツ。もし日本に輸入されたら、あなたはまずパンに塗ってみますか?それとも唐揚げやラーメンにかけてみたくなるタイプでしょうか。
元記事: Mexican beekeepers stumble on ‘chili honey’ as bees forage in pepper fields