2026-08-14
「世界最小の恐竜の卵?」と大騒ぎになった化石、じつは○○のフンだった
中国の研究チームが、直径数センチという極端に小さい「恐竜の卵化石」を発見した──と聞くと、ロマンがありますよね。ところが、詳しく調べてみたら、どうやらこれは卵ではなく「フンの化石(コプロライト)」だった、というオチがつきました。
コプロライトとは、昔の動物の排泄物がそのまま岩石になったもの。形や中に含まれる骨片・植物片などを分析すると、「どんなものを食べていたか」「どんな環境で暮らしていたか」がわかる、れっきとした研究対象です。
今回の化石は、表面に卵の殻のような模様があるうえ、大きさも卵っぽかったため、当初は「世界最小クラスの恐竜の卵か?」と騒がれました。しかし、CTスキャン(X線で内部を3D撮影する技術)で中身を見てみると、卵にあるはずの構造が見当たらず、かわりに食べかすと思われる粒々がぎっしり。成分分析でも、卵殻では説明しづらい鉱物の偏りが見つかり、「これはフンだろう」と結論づけられました。
研究者たちは少しがっかりしつつも、「食性(何を食べていたか)を知る貴重な資料」と前向き。実際、このフン化石からは、小型恐竜か爬虫類が小動物を丸飲みしていた可能性が示されたそうです。
ロマンあふれる“世界最小の卵”が、じつは“世界一紛らわしいウンチ”だったという今回の話。あなたは、卵としてロマンを追い続けたい派ですか? それとも、フンとしてリアルを受け止める派でしょうか。
元記事: Tiny 'dinosaur egg' fossil reclassified as coprolite after CT scan