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2026-08-11

宇宙から届いた“おばけ電波”?正体はブラックホール級の星の赤ちゃん工場だった

宇宙物理の世界で、「また変なもの見つけた…」と研究者たちをざわつかせている銀河がいます。あだ名は「シャドウ・ブラスター(Shadow Blaster)」。これまで、この銀河からは高エネルギーのニュートリノと呼ばれる粒子がバンバン飛んできていることが分かっており、多くの研究者は「きっと中心に巨大ブラックホールがあって、その活動で粒子が吹き飛ばされているのだろう」と考えていました。ニュートリノは、物質をほとんどすり抜けてしまう“幽霊みたいな粒子”で、観測がとても難しいことで知られています。

ところが、最新の電波望遠鏡 ALMA(南米チリにある大型電波望遠鏡)の観測で、「どうも様子が違うぞ」という結果が出てきました。中心にあるのは、想定されていたような暴れん坊ブラックホールではなく、「ほこりに埋もれた爆発的な星形成領域」、ざっくり言えば“星の赤ちゃん工場”だった可能性が高いというのです。

この領域では、普通の銀河よりはるかに速いペースで新しい星が生まれており、その過程で発生する超新星爆発や強烈な宇宙線が、ニュートリノの元になっていると考えられます。つまり、「ニュートリノ=ブラックホールのしわざ」という定番イメージが、今回の研究でかなり揺さぶられた形です。

研究チームは、「同じように“ほこりまみれの星の赤ちゃん工場”を持つ銀河が、宇宙にはたくさんあるはず。高エネルギーニュートリノの大部分は、そうした銀河から来ているのかもしれない」と指摘しています。

宇宙の“幽霊粒子”の発生源が、破壊の象徴だったブラックホールではなく、「誕生ラッシュ中の星のゆりかご」かもしれないというのは、ちょっとロマンチックな方向転換だと思いませんか?

元記事: Scientists expected a black hole but found a neutrino factory powered by stars