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2026-08-10

ロサンゼルスの真ん中で“氷河期のヒキガエル”発見?ラ・ブレア・タールピットの新種

アメリカ・ロサンゼルスのど真ん中にある観光スポット「ラ・ブレア・タールピット」。アスファルト(天然のタール)が地面から滲み出していて、マンモスやサーベルタイガーなど、氷河期の動物の骨が大量に見つかることで知られています。その場所から、今度は“絶滅した新種のヒキガエル”が見つかったというニュースが飛び込んできました。

今回報告されたのは、「ラ・ブレア・スペイドフットトード(La Brea spadefoot toad)」というカエル。学名は Spea labreae で、「ラ・ブレアのSpea属のカエル」という意味です。スペイドフットトードは、日本でいう一般的なヒキガエルというより、砂地に穴を掘って暮らす“モグラっぽいカエル”の仲間。アメリカ西部の乾燥した地域に多く、雨季の短い期間だけ地上に出てきて一気に繁殖するという、かなり極端なライフスタイルを持っています。

研究チームは、タールに埋もれて見つかった小さな骨のカケラを長年かけて分類し直し、「これは既存のどの種とも違う」と判断。頭骨や脚の骨の形から、氷河期のロサンゼルス周辺に、今は存在しない“土掘りカエル”が暮らしていたことを突き止めました。この成果は8月5日付の科学系メディアの記事や、サイエンス系の掲示板で詳しく紹介されています。

興味深いのは、ロサンゼルスが当時どんな環境だったかが、この小さなカエルから見えてくる点です。スペイドフットトードは、一見すると“干からびそうな場所”をあえて選ぶ生き物。彼らの存在は、氷河期のカリフォルニアに、季節的な大雨と乾燥を繰り返す草原や低木林が広がっていたことを示している、と研究者は指摘します。

巨大なマンモスより、親指サイズのカエルのほうが、当時の天気や景色をよく物語ってくれる――そんなところに古生物学のロマンがありますね。あなたは、氷河期のロサンゼルスを1日だけ見に行けるとしたら、何を一番見てみたいですか?

元記事: Extinct toad from the ice age discovered at Los Angeles’ La Brea Tar Pits