2026-08-10
“頭が3つある小惑星”って何だ!? 天文学者もざわつくナイサの正体
宇宙ニュース界隈で今ちょっとざわついているのが、「頭が3つある小惑星」です。アメリカの天文サイト Space.com が8月3日の「今日の宇宙写真」として紹介したのは、「ナイサ(Nysa)」という小惑星の最新画像。これがなんと、まるで3つのゴツゴツした塊がくっついたような“3つ頭”の形をしていたのです。
ナイサ自体は1857年に発見されていて、決して新顔ではありません。ただ、これまでは地上の望遠鏡では細かい形までは分からず、「ちょっといびつな石ころ」くらいのイメージでした。ところが今回、地上の複数の大型望遠鏡で撮った画像をコンピューター処理して合成したところ、想像以上にヘンテコな “三葉(トリロベート)” 形状であることが判明しました。研究チームは、これを「初の“三つ葉型”小惑星」と呼んでいます。
形がここまで変なのは、昔に別の天体とぶつかったり、かつては複数の塊だったものがゆっくりと合体したり、といった“壮絶な過去”があった可能性が高いそうです。また、直径約1kmの小さな“衛星(ムーン)”も周りを回っていることが分かり、小惑星というより「ミニチュア太陽系」みたいな存在になっています。
こうした奇妙な小惑星を詳しく調べると、「太陽系がどうやって生まれたのか」「岩石の塊がどうやって惑星になっていったのか」といった、かなり根本的な疑問に迫る手がかりになると期待されています。見た目はちょっとユーモラスですが、科学的にはかなり重要な“変わり者”というわけですね。
もし宇宙旅行できるようになったら、あなたはナイサみたいな“いびつワールド”も見に行ってみたいですか?
元記事: The 1st 'three-headed' asteroid | Space photo of the day for Aug. 3, 2026