2026-08-09
「歩くサメ」がまた増えた? パプアニューギニアで見つかった“よちよちサメ”の新種
サメと聞くと、映画『ジョーズ』のように鋭い歯で泳ぎ回る姿をイメージしがちですが、世の中には「歩くサメ」もいるのをご存じでしょうか。
パプアニューギニアのミルン湾で、「ウォーキング・シャーク」と呼ばれるグループの新種が確認されたと、野生生物系メディアなどが伝えています。
このサメは全長1メートル未満の小型で、海底を胸ビレと腹ビレで“よちよち”と歩くように移動します。英語名は“epaulette shark(エポーレット・シャーク)”系統で、体側の丸い模様が肩章(epaulette)みたいに見えるのが名前の由来。サメといっても人間を襲うタイプではなく、主食は小魚や甲殻類で、浅いサンゴ礁の上をうろうろしているそうです。
研究者によると、このグループのサメは、酸素が少ない潮だまりでも数時間生き延びられるなど、かなり変わった“タフさ”を持っています。潮が引いたあと、海水が少なくなった場所で取り残されても、ヒトなら即アウトな低酸素環境に耐えられるのです。そのうえ、胸ビレを器用に使って歩くように移動することで、次の水たまりへ“お引っ越し”することもできます。
今回の新種発見は、「サメ=大きくて怖い捕食者」というイメージをひっくり返す好例。サメの進化はまだまだ奥が深く、特にインドネシアやパプアニューギニア周辺の海は、新種の“へんてこサメ”が次々と見つかるホットスポットになっています。
いつか水族館で、この“歩くサメ”がよちよち歩く姿を生で見られる日が来るかもしれませんね。あなたは、サメのどんなイメージが一番強いですか?
元記事: New Species of Walking Shark Discovered in Milne Bay, Papua New Guinea