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2026-08-09

AIが14日で長編映画を制作?カンヌをざわつかせた問題作「Hell Grind」とは

最近、映画業界でちょっとした“事件”がありました。 完全にAIだけで作られたとされる95分の長編映画「Hell Grind(ヘル・グラインド)」が、フランスのカンヌに合わせてお披露目されたのです。監督も俳優もカメラマンもいない、ほぼすべてを生成AIで作ったSF強盗アクションという触れ込みで、海外メディアが一斉に報道しました。

製作したのは「Higgsfield AI」というスタートアップ企業。彼らのAIプラットフォームを使い、約14日間・総予算50万ドル(約8,000万円)のうち、8割ほどをクラウド計算資源=AIの“電気代とマシン代”に突っ込んで作ったと言われています。人間のスタッフは十数人だけで、そこに約30体のAIエージェントが加わるという、かなり実験的な体制でした。

物語は、ストリート出身の若者4人組が博物館での強盗計画に巻き込まれ、奇妙なアーティファクト(超常的な力を持つ美術品)と出会う……というSF強盗もの。登場人物や背景、小物まで、ほとんどのビジュアルが生成AIで描かれており、実写と見分けがつかないようなショットも多いと評されています。

一方で、「カンヌ映画祭で正式上映」と宣伝したことには批判も。実際には、映画祭本体の公式プログラムではなく、マーケット(業界向け見本市)内のプライベート上映だったことが後から明らかになり、「宣伝が誇大すぎる」「AI映画ブームにあやかった話題づくりだ」と反発する映画関係者も少なくありません。

作品の評価も賛否両論で、「映像はかなりリアルだがストーリーは支離滅裂」「NetflixのB級アクション並みには見える」という声から、「これはもうインディー映画の作り方を変える」と絶賛する意見まで入り乱れています。

とはいえ、長編映画レベルで“ほぼAI製作”が現実に動き始めたのは事実。あなたは「映画を1人+AIで作れる未来」、ワクワクしますか、それともちょっと怖いですか?

元記事: Hell Grind, presented as the first feature film entirely produced on an AI platform, screened at Cannes