2026-08-08
カラスが“自動販売機”をマスター?フランスの都市で始まったごみ拾いバイト
フランスのとある都市で、「カラスにごみ拾いを手伝ってもらおう」という、ちょっとSFっぽい社会実験が始まりました。訓練されたカラスたちが、タバコの吸い殻などの小さなゴミを専用ボックスに入れると、エサのペレットが一粒出てくる仕組みです。まるで“鳥専用の自動販売機”のような装置で、すでに実地テストが行われていると報じられました。
カラスはもともと非常に頭のいい鳥として知られており、道具を使ったり、人の顔を覚えたりできることで有名です。今回使われたのは、研究用に開発された「CrowBox」と呼ばれる装置の改良版で、中にカメラとセンサーが入っています。カラスが吸い殻を投入口に落とすと、その動きをAIが認識し、「ごみとして正しいもの」と判定されれば、下の受け皿からごほうびが出てくる仕組みです。
実験では、はじめはボックスの周りにエサをまいて“興味を持ってもらう”ところからスタート。次第に、エサを手に入れるには吸い殻を咥(くわ)えて入れればいい、と学習したカラスが、近くのベンチや道端からせっせと吸い殻を集めるようになったそうです。市としても、人件費をあまりかけずに街をきれいにできるならありがたい話。ただし研究者は、「カラスが落ちているごみをあさり過ぎて、逆に人とのトラブルが増えないよう、運用には注意が必要」と慎重な姿勢も示しています。
もしあなたの街にも“ごみ拾いカラス”がいたら、歓迎しますか?それとも、ちょっと怖いでしょうか。
元記事: French city trials trained crows to collect cigarette butts for food rewards