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2026-08-07

いつから「ペット」を飼うようになった?サル同士の“異種お友だち関係”がヒントに

私たち人間は、イヌやネコなど、他の動物をペットとしてかわいがる文化を当たり前のように持っています。でも、「なぜ異なる種の動物を、あえて身近に置いて世話をするのか?」という進化のナゾは、じつはまだよく分かっていません。

この謎にヒントをくれそうなのが、サルたちの“異種お友だち関係”です。霊長類学の専門誌『Primates』に7月末に掲載された総説論文では、チンパンジーやマカク(ニホンザルの親戚)、オマキザルなど、さまざまな霊長類が他の動物と長期的な関係を結んでいる事例が世界中から集められました。

たとえば、野生のサルがイヌと一緒に遊んだり、家畜と同じ場所で寝起きしたり、弱った小動物を抱えて運ぶ様子が報告されています。もちろん、すべてが「かわいがっている」とは言い切れませんが、一部には、明らかに“お世話っぽい”行動もあるそうです。

研究者たちは、こうした関係を「異種間社会行動」と呼び、人間のペット文化の進化的ルーツのひとつかもしれないと考えています。ポイントは、食べ物や安全といった実利だけでなく、「好奇心」「遊び」「世話をしたい気持ち」といった感情が、種を越えた関係を生み出している可能性があることです。

人間だけが特別に“ペット好き”なのではなく、「ほかの生き物を気にかける心」は、もっと古い共通の祖先から受け継いだ性質なのかもしれません。あなたがもし野生のサルだったら、どんな動物と友だちになってみたいですか?

元記事: Heterospecific social behavior in primates: insights into the evolutionary roots of pet-keeping