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2026-08-07

「砂漠なのに寒すぎ!」ナミブ砂漠のカブトムシ、霧冷蔵庫で“節電生活”していた

アフリカ南西部のナミビアには、世界でもっとも古い砂漠のひとつといわれるナミブ砂漠があります。日中は灼熱ですが、夜や早朝には冷たい霧が流れ込む、ちょっと変わった環境です。

この砂漠にすむ小さな甲虫「ダークリングビートル(ゴミムシダマシの仲間)」が、なんと自分たちで“霧冷蔵庫”のようなマイクロ気候をつくり出している、という研究結果が報告されました。

研究チームは、砂丘に立つ草の根元や、甲虫がよく集まる小さなくぼみに温度センサーを仕掛け、夜から朝にかけての変化を詳しく測定。その結果、霧が出る時間帯に、地表近くの空気が周囲より数度も低く保たれている“冷気ポケット”があることが分かりました。

ポイントは、甲虫たちが砂を少し掘り、枯れ草や自分たちの体で風をさえぎることで、冷たい霧の空気をその場に“閉じ込めて”しまうこと。うまくいくと、日が昇ってもその涼しさがしばらく残り、甲虫はそこに身を寄せることで、水分の蒸発と体力の消耗を大きく抑えられるそうです。

ナミブ砂漠の甲虫は、背中に霧の水滴を集めて飲むユニークな行動で有名ですが、今回は「熱」までコントロールしている可能性が示されたわけです。研究者は、このしくみをヒントに、電気をほとんど使わないパッシブ冷却技術(自然の温度差を利用する建物の冷房など)につなげられるかもしれないと期待しています。

砂漠の小さな虫が“エコ冷房”の先生になる未来が来るかもしれません。真夏にこの「甲虫式エアコン」があったら、ちょっと試してみたくなりませんか?

元記事: Namib Desert beetles create their own cool spots to beat the heat, study finds