2026-08-07
ペンギンが“海の草刈り機”?南極の海底に残された「ペンギン畑」がかわいすぎる
南極の海といえば、白い氷の下に広がる、静かな深海……というイメージかもしれません。でも、最新の研究によると、一部の場所では「ペンギンが耕した畑」のような海底が広がっているそうです。
フランスとオーストラリアの研究チームは、南極周辺の浅い海で無人探査機を使って海底を撮影。その結果、同じ形の“すじ状の跡”が何本も並ぶ、不思議な模様を見つけました。最初は氷がこすれた跡かと思われましたが、位置や深さを詳しく分析すると、「これはキングペンギンなどの大きなペンギンが、エサの魚を追って海底すれすれを泳いだときにできたものだ」と結論づけられました。
ペンギンはふだん、海の上をスイスイ泳いでいるイメージですが、実はダイビングの達人。水深100メートル以上まで潜り、海底近くでエサを探すこともあります。そのとき、翼のようなヒレで力強く水をかき、体が海底の砂や海藻をこすっていくと、“トンネル状の溝”ができるのだとか。
面白いのは、その跡が「何度も同じ道を通った」ことを示している点です。研究者はこれを“ペンギン高速道路”と呼び、特定のコロニー(集団のねぐら)と人気のエサ場を結ぶ“通勤ルート”になっている可能性が高いとみています。
さらに、ペンギンが海底をひっかき回すことで、海藻が刈り取られ、新しい芽が出やすくなり、小さな生き物の隠れ家も増えるなど、「海の草刈り機」兼「環境デザイナー」のような役割も果たしているかもしれないとのこと。
氷上をよちよち歩くだけじゃなく、海の底で“庭仕事”までしているとしたら、ペンギンの株がさらに上がりそうですね。あなたは、どんな動物が海底に自分の“通勤跡”を残していそうだと思いますか?
元記事: Penguins seen reshaping Antarctic seafloor as they forage for food