2026-08-04
米大学キャンパスに“歩く木”が出現?ロボット台車で植物が自走する未来実験
アメリカの大学キャンパスで、「木が勝手に歩いている!」と学生たちをざわつかせる実験が行われています。正確には、植木鉢に植えた若い木が、小さなロボット台車の上に乗って動き回っているのですが、遠目にはまるで本当に木が自分の足で移動しているように見えるのだとか。
この実験は、「植物ロボット」や「プランターボット」と呼ばれる研究の一環。植物の葉に取り付けたセンサーで日光の強さや水分状態をモニターし、そのデータをもとに台車のモーターが自律的に動きます。たとえば、「光合成にちょうどよい光だけど、土が乾きすぎている」と判断すると、木自身(正確にはAI)が日陰の方へ移動する、といった具合です。
背景にあるのは、気候変動や都市化で環境が急速に変わる中、「動けない」植物の生き残り方をシミュレーションしたい、という発想です。もし木が自分で涼しい場所や水源を探せたら、どんな分布になるのか、人との共生はどう変わるのか――そんな“もしも世界”を、キャンパスを舞台にミニチュア実験しているわけですね。
見た目のインパクトから、すでにSNSでは「リアルどうぶつの森」「ピクミン実写版」など好き放題なあだ名が飛び交っていますが、研究者たちは真面目そのもの。将来的には、植木が自律的に最適な場所へ移動する「スマート街路樹」や、災害時に安全なルートを“知らせてくれる”植物群など、SFみたいな応用も構想されています。
朝キャンパスに来たら、昨日と違う場所に木が移動している世界――ちょっと見てみたくありませんか?
元記事: ‘Walking trees’: US researchers test mobile plant-robot hybrids on university campus