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2026-08-04

“音楽を食べる”カビ!?レコード盤を分解する謎の微生物が見つかった

イギリスの研究チームが、とんでもなく変わったカビを発見しました。なんと、ビニール製のレコード盤を分解して“栄養”にしてしまうのです。レコードはポリ塩化ビニル(PVC)というプラスチックでできており、ふつうは自然界でほとんど分解されません。ところが、このカビはゆっくりではあるものの、溝の刻まれた盤面をじわじわ溶かしていくことがわかりました。

発端は、倉庫に長年放置されていた中古レコードの山。保管状態が悪かった一角だけ、盤がねっとりした膜に覆われ、一部が白く変色しているのをスタッフが見つけました。最初は単なるカビだろうと掃除していたところ、「この棚のレコードだけ、やけに軽くなってない?」と気づき、専門家に調査を依頼。顕微鏡や化学分析の結果、このカビがPVCの分子鎖を切り刻み、エネルギー源として利用していることが判明したのです。

ビニールを分解できる微生物自体は過去にも報告がありますが、レコード盤という複雑な構造体を“現物支給”で食べている例はかなりレア。研究者たちは、レコードの「黒い色」を出すために混ぜられた炭素系の添加物が、このカビの酵素反応を助けている可能性もあると見ています。

もちろん、レコード好きからすると「コレクションが食べられたらたまらない!」という悪夢のような話ですが、一方でPVCごみを減らす切り札として期待する声も。研究チームは、このカビが出す酵素だけを取り出し、工場レベルのリサイクル技術に応用できないか検討しています。

あなたの家の押し入れのレコード、もしかしたら今この瞬間も“おいしいごはん”になっていたりして…?

元記事: Fungus found feasting on vinyl records could help tackle plastic waste