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2026-08-03

“海の底の滝”はナイアガラ級どころじゃなかった?海流がつくる見えない超巨大滝

滝といえばナイアガラの滝やイグアスの滝など、「崖から水がドバーッと落ちる」景色を思い浮かべますよね。ところが、デンマークとアメリカの研究チームが最近発表した解析によると、世界最大の「滝」は、実は海の底にあり、しかも私たちの目には見えないのだそうです。

場所はグリーンランドとアイスランドのあいだ、デンマーク海峡と呼ばれる深い海の谷。ここでは、北極側から南に流れ込む超冷たい海水が、比較的あたたかい海水の下にもぐり込み、標高差にして数千メートルぶん、巨大な“水のカーテン”となって流れ落ちています。研究チームは最新の観測データとシミュレーションを組み合わせ、この「海底の滝」の落差と流量を改めて計算しました。

その結果、デンマーク海峡の“見えない滝”は、落差約3,500メートル以上、1秒あたりの水量は世界的に有名なナイアガラの滝の数百倍に達する可能性があると推定されました。もはや「滝」というより、地球規模の“水のエスカレーター”です。

この海底滝は、地球全体の海流システム――いわゆる「海のベルトコンベヤー」の一部で、気候にも大きな影響を与えています。もしこの流れが弱まると、北ヨーロッパの気温が下がったり、世界各地の天候パターンが変わるリスクがあるため、研究者たちは注意深くモニタリングしています。

私たちが普段見ている風景の裏で、海の底にはこんなスケールの“滝”が静かに流れていると思うと、ちょっとロマンを感じませんか?

元記事: Scientists map the world’s largest ‘waterfall’ – and it’s hidden beneath the ocean