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2026-08-03

ゾウが「夜勤の農業パトロール隊」に?ケニアの新・人間と野生動物の共存作戦

アフリカ・ケニアの農村で、ちょっとユニークな「夜勤パトロール隊」が活躍しています。メンバーはなんと、野生のアフリカゾウたち。これまでゾウは、畑に侵入して作物を食べてしまう「厄介者」として扱われがちでしたが、最近の研究では、人間側の“工夫”しだいで、ゾウとの関係をかなり平和にできることがわかってきました。

国際自然保護団体とケニアの研究者チームは、ゾウがよく通る“通勤路”をGPS(衛星測位システム)で詳しく調べ、そこに「ゾウ優先レーン」とでも呼べそうな通り道を確保。畑とのあいだには唐辛子入りのロープや、ミツバチの巣箱をぶら下げたフェンスを設置しました。ゾウは唐辛子の匂いとミツバチが大の苦手なので、「ここから先には行きたくない」と自然に方向転換してくれる、という仕組みです。

さらに面白いのが、地元住民がスマホアプリと連携した「見張り隊」として参加している点。ゾウの群れが近づくと、GPSデータをもとに「●●地区にゾウ接近中!」とアラートが飛び、農家はあらかじめ子どもを家に戻したり、家畜を避難させたりできます。これにより、人とゾウの“鉢合わせ事故”が大きく減ったと報告されています。

研究者によると、「ゾウは賢くて学習能力が高いので、『ここは危ない』『ここは安全』と一度覚えると、群れ全体の行動が変わる」とのこと。逆に言えば、人間が理不尽に追い払ったり、銃で脅したりすると、「この村は危険だ」と認識して、より激しい衝突につながりかねません。

気がつけば、ゾウたちは“悪者”ではなく、村とともに暮らす「夜の見回り隊」の一員として扱われつつあります。あなたの町にも、こんなふうに“うまく付き合えば頼もしい存在”っているかもしれませんね。

元記事: Elephants, bees and chilli fences: inside Kenya’s new human-wildlife coexistence strategy