2026-08-01
米大学キャンパスで“自走する木”が実験中?植物ロボットの新発想
アメリカの大学キャンパスに、ちょっと変わった“街路樹”が登場しました。一見、ふつうの鉢植えの木なのですが、よく見ると下に小さな車輪がついていて、自分で日当たりのいい場所へトコトコ移動していくのです。研究チームはこれを「ロボティック・プラント(ロボット植物)」と呼んでいます。
仕組みはシンプルで、鉢に太陽光センサーとモーターを取り付け、光が強い方向を検知すると、そちらへ向かって少しずつ動くようにプログラムされています。太陽を追いかける“向日性”は、本来植物そのものが持っている性質ですが、それを外付けのロボット機構で強化したイメージです。
この実験の狙いは、単なる“ネタ”ではありません。研究者たちは、将来的に「自分で快適な場所へ移動できる植物」が、都市の環境改善に役立つ可能性を探っています。例えば、真夏の暑い時間帯には人の集まる広場へ木陰を提供し、冬は建物の壁際に集まって断熱効果を高める、といった使い方が考えられています。
また、植物にセンサーを取り付けることで、土壌の状態や大気汚染、気温の変化などを“リアルタイムで報告する生きた環境モニター”として活躍してもらう構想もあります。いわば、街中をパトロールする「緑のIoTデバイス」です。
キャンパスをのんびり移動する植木鉢の動画は、SNSでもじわじわ人気を集めているとか。もしあなたの通勤路の街路樹が、朝は駅前、夕方は自宅近くまでついてきてくれたら、ちょっと楽しくないですか?
元記事: Scientists test ‘walking trees’ robots to help cities adapt to heat