2026-08-01
“音楽を食べる”菌?レコード盤を分解する新種カビが見つかる
イギリスの研究チームが、レコード好きにはちょっとショックな生き物を報告しました。なんと、ビニール製のレコード盤をエサにして分解してしまう、新種のカビ(糸状菌)が見つかったというのです。発見されたのは、とある中古レコード店の倉庫。長年放置されていたレコードの山から、うっすら白い“カビのコロニー”が見つかりました。
分析の結果、このカビはポリ塩化ビニル(PVC)というプラスチックを分解する能力を持っていることが判明しました。PVCは、レコードだけでなく、水道管や床材などにも使われる、とても一般的な素材。丈夫で長持ちする一方で、環境中で分解されにくく、ゴミ問題の原因にもなっています。
研究者たちは、このカビが出す酵素(こうそ)を詳しく調べています。もし、安全にコントロールできる形で応用できれば、プラスチックごみ処理の“秘密兵器”になる可能性もあるからです。実際、ペットボトルの素材(PET)を分解するバクテリアや酵素は、すでに世界中で研究・開発が進んでいます。
もちろん、「だからといってレコード棚に放置してカビに食べさせればOK!」という話ではありません。現時点では、分解のスピードも遅く、どんな副産物が出るのかも検証中。あくまで“面白い可能性を持った新顔”が見つかった段階です。
それにしても、「音楽を聞く」のではなく「音楽を食べる」生き物がいたとは驚きです。あなたは、もし“プラスチックをモグモグ食べるペット微生物”がいたら、家に一匹(?)ほしいですか?
元記事: Newly discovered fungus can digest vinyl records, raising hopes for plastic waste