2026-08-01
海底に“落とし物”の新種サメ?釣り人の謎写真から始まった大発見
ニュージーランド近海の深い海で、ちょっと笑ってしまう見た目の新種サメが見つかりました。きっかけは、漁船の釣り人が深海から引き上げた「変な生き物」をスマホで撮って研究者に送ったこと。小さくて、丸っこくて、どこか“落とし物のぬいぐるみ”のような風貌が話題になっています。
このサメは、水深およそ1,200メートルの暗い海底にすむ深海性の種類。全長は30センチほどで、目が大きく、体の色もやや半透明気味。既知のどの種にも当てはまらなかったため、博物館の研究者たちが詳細に調べたところ、やはりまったくの新種だったことがわかりました。
深海サメの世界では、ユーモラスな見た目の種がたびたび話題になります。例えば「ゴブリンシャーク(ミツクリザメ)」のように、長い鼻と飛び出すアゴを持つ奇妙なサメが有名です。今回の新種はそれほどグロテスクではなく、むしろ「こんな子が深海にいるの?」とほっこりしてしまうタイプ。とはいえ、れっきとした肉食の捕食者で、小型の魚や甲殻類を食べていると考えられています。
研究者たちは、漁業の混獲(ねらっていない魚が網にかかること)がなければ、このサメはまだ誰にも知られないままだっただろうと話しています。深海は、地球上でもっとも探査が進んでいない世界のひとつで、新種の発見が今も続いている“フロンティア”なのです。
スマホで撮った1枚の写真から、新種認定にまでつながるなんて、ちょっとワクワクしませんか? あなたも釣りやダイビングで変な生き物を見つけたら、もしかしたら“学名デビュー”のチャンスかもしれません。
元記事: Fisherman’s mystery catch turns out to be new deep-sea shark species