2026-08-01
アラビアの洞窟から“ミイラチーター”大量発見!DNAでわかった意外な血筋
サウジアラビア北部の砂漠地帯で、研究チームがとんでもないものを見つけました。洞窟の中から、チーターのガイコツ54体とミイラ化した個体7体が、まとめてゴロゴロ出てきたというのです。チーターは足の速さで有名なネコ科の動物ですが、アラビア半島では1970年代を最後に絶滅したと考えられていました。
調査を行ったのは、サウジアラビアの野生動物センターの研究者たち。2022〜2023年にかけて134カ所もの洞窟を調べ、そのうち5カ所でチーターの遺骸を発見しました。砂漠の極端な暑さと乾燥で、体が“干物”のように乾ききり、ミイラとして保存されていたとみられます。
さらに、一部の骨とミイラからDNA(遺伝情報)を取り出して調べたところ、これらの古いチーターは、現在アフリカ北西部やアジアに生きているチーターの近い親戚だということが判明しました。つまり、アラビアのチーターは、完全に別系統の“幻の種”というより、現代のチーターにつながる広い一族の一員だったわけです。
チーターはかつて、アフリカから南アジアまで広く分布していましたが、人間との衝突や生息地の減少で数を大きく減らしてきました。今回の発見は、「どの地域に、どんな系統のチーターがいたのか」を示す貴重なヒントになりますし、今後の保全計画を考えるうえでも重要な資料になります。
それにしても、数千年単位の時間を超えて、洞窟の中でひっそり保存されていた“砂漠のスプリンター”たち。もしこの地域に再びチーターを戻すとしたら、あなたならどの血筋のチーターを連れてきてほしいですか?