2026-07-30
「モスキートに好かれる人」の秘密は?“甘い血”説をくつがえす最新研究
「自分だけ蚊に刺されやすい気がする…」と思ったことはありませんか。アメリカの研究チームが発表した最新のまとめによると、「甘い血だから好かれる」といった昔ながらの言い伝えは、科学的にはあまり根拠がないそうです。それでも“刺されやすさ”に個人差があるのは本当で、いくつかの理由が示されています。
ポイントの1つは、肌から出るにおい。人間の皮膚には常に細菌がいて、汗などを分解してさまざまな揮発性物質(においの成分)をつくります。蚊はその一部を「ごちそうのサイン」としてキャッチしていると考えられます。体質や生活習慣によって皮膚の細菌バランスが変わるため、人によって「蚊にとって魅力的なにおい」の出方が違うのだとか。
また、息に含まれる二酸化炭素(CO₂)や体温の高さも重要な手がかりです。運動直後やアルコールを飲んだあとに刺されやすいのは、呼吸が荒くなってCO₂が増えたり、体表の温度が上がったりするから。妊娠中の女性が刺されやすいというデータもあり、これも新陳代謝や呼吸量の変化と関係しているとみられています。
面白いのは、「ビタミンBを飲めば刺されにくくなる」といったサプリ神話にも、ほとんど確かな証拠がないこと。研究者は「地道に虫よけスプレーと長袖が一番」と、夢のない(けれど現実的な)結論を出しています。
「なぜ自分だけ?」とモヤモヤしていた人も、理由がわかると少しはスッキリするかもしれません。この夏、あなたはどんな“対蚊作戦”で乗り切りますか?
元記事: Why mosquitoes love some people more than others — and why it's probably not 'sweet blood'