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2026-07-25

ISSで育った「巻物クリスタル」って何? 無重力が塩をヘンな形に変えた

国際宇宙ステーション(ISS)で行われた実験で、ふしぎな形の「巻物みたいな結晶」が育った、と科学ニュースサイトが報じています。結晶というと、机の上で塩をゆっくり冷やすとできる、トゲトゲした透明のかたまりをイメージする人が多いかもしれません。しかし今回は、まるで紙をくるくる丸めたような「スクロール(巻物)状」の結晶ができあがったのだそうです。

実験に使われたのは、地球上ではごくありふれた「塩」の一種。ふだんは重力の影響で、結晶が成長する方向や形がある程度決まってしまいますが、無重力空間ではその制約が大きく変わります。その結果、分子どうしの引き合い方や温度差など、ふだんは目立たない要素が前面に出て、想像もしていなかった形が生まれることがあるのです。

研究者によると、この巻物状の結晶は、宇宙での材料開発や医薬品の設計にもヒントを与えてくれる可能性があるとのこと。薬の効き目は、分子の「形」に大きく左右されるため、重力から解放された環境でどんな構造が安定するのかを知ることは、将来の宇宙工場や新素材づくりにもつながります。

「塩が宇宙で変な形になった」というとちょっとしたネタ話に聞こえますが、その裏にはかなり本格的な物理と化学が詰まっています。あなたは、もしISSで好きな“身近なもの”を結晶化してみられるとしたら、何を宇宙に持っていきたいですか?

元記事: Live Science - Weird (headline about scroll-like crystal grown aboard the ISS)