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2026-07-24

歯も心臓も“ミニ脳”付き?心臓の中に見つかった小さな神経ネットワーク

「脳は頭の中に一つだけ」と思いがちですが、実は心臓にも“ミニ脳”のようなものがあるかもしれない──そんな研究結果が出てきました。医学誌に報告された新しい論文によると、心臓の表面や内部には、これまで考えられていたよりもはるかに複雑な神経細胞のネットワークが存在し、ストレスから心臓を守る働きをしている可能性があるそうです。

研究チームは、ヒトや動物の心臓から超高精細な3D画像データを作成し、神経のつながり方を一つひとつたどるという、気の遠くなるような作業を行いました。その結果、心臓の“ごく局所”に、小さな脳のように情報を処理していそうなエリアがいくつも見つかったといいます。

これらの神経ネットワークは、自律神経(交感神経・副交感神経)の指令をただ受け取るだけではなく、心臓の中で状況を判断し、「今は落ち着け」「今はもっと拍動を上げろ」といった微調整をしているフィルター役になっているのではないか、と考えられています。強いストレスがかかったとき、すべての信号がダイレクトに心臓へ届いてしまうと危険なので、この“ミニ脳”がブレーキ役になっている、というイメージです。

この仕組みが詳しくわかれば、ストレス性の不整脈や、感情の揺れと心臓発作の関係を説明する手がかりになるかもしれません。ちょっとロマンチックに言えば、「心で感じること」と「心臓がドキドキすること」が、神経レベルでも想像以上に深く結びついている可能性がある、ということです。

自分の胸の中にも“ちいさな脳”が入っているとしたら、これから少しだけ心臓をいたわってあげたくなりませんか。

元記事: The heart has a ‘little brain’ — and it protects against stress