2026-07-24
シャチがマンボウを“爆発”させた!?研究者もびっくりの新ハンティング技
メキシコ・カリフォルニア湾で撮影された、ちょっと衝撃的なシャチの映像が話題になっています。映像にうつっているのは、世界最大級の硬い魚「マンボウ」に、シャチの群れがものすごいスピードで体当たりしているシーン。何度もぶつかった結果、マンボウの体は“バラバラ”になってしまい、研究者たちはこの行動を「ram-to-fragment(体当たりで粉砕)」と名付けました。
マンボウは、丸くて大きな体をしたのんびり系の魚として、日本でも水族館などで人気ですよね。ところが今回の研究では、その巨大な体が、シャチにとっては“叩き割るターゲット”になっていたことが判明。論文によると、この行動は少なくとも2回確認されており、いずれも観光船からのビデオにばっちり記録されていました。
では、シャチはなぜこんなことをするのでしょうか。研究チームは2つの可能性を挙げています。
1つめは、子どもシャチのための「離乳食づくり」。硬い魚をそのまま食べるのは、まだ小さなシャチには大変です。そこで大人たちが体当たりで肉片を細かく砕き、子どもが食べやすい一口サイズにしてあげているのではないか、という説です。
もう1つは、単純に「遊び」。シャチは世界でもトップクラスに頭のいい動物で、流行のように新しい遊びや狩りのスタイルを覚えることが知られています。別の地域では、サケの死体を“帽子”のように頭にかぶる行動や、ヨットの舵だけを集中攻撃する行動が報告されており、「マンボウ粉砕」もそうした“ブーム”の一種かもしれません。
研究者たちは、今回のような観光客のビデオも含め、シャチの行動を記録することが、まだ知られていないハンティング技の発見につながると期待しています。あなたは、この行動を「子育ての知恵」だと思いますか?それとも、ただの“残酷な遊び”に見えるでしょうか。