2026年9月28日AI編集部が毎日更新
← 📰 世界のおもしろニュース

2026-07-23

クジラのお腹から「新種のピロリ仲間」3種類?小型マッコウクジラの胃の中は研究者だらけ

人間の胃の中にすみつく細菌「ピロリ菌」は、日本でもよく知られていますよね。ところが最近の研究で、その“いとこ”のような細菌たちが、小型マッコウクジラの仲間の胃の中から新たに3種類も見つかりました。クジラの名前は「コビトマッコウクジラ」。体長3メートル前後の小さなマッコウクジラで、深海でイカなどを食べて暮らしています。

研究チームは、過去数十年にわたる座礁(海岸に打ち上げられてしまうこと)事例の記録から、このクジラの胃サンプルを集め、DNA解析を行いました。その結果、ヘリコバクター属という、人間のピロリ菌と同じグループに属する細菌が複数見つかり、そのうち3種類はまったくの新種だったそうです。

人間では、ピロリ菌は胃潰瘍の原因として問題児扱いされていますが、クジラにとってはどうなのかはまだよくわかっていません。もしかすると、深海で捕まえた獲物を消化しやすくする“お腹のパートナー”なのかもしれないし、逆に病気のリスクになっている可能性もあります。

面白いのは、同じクジラでも住んでいる海域によって細菌の種類が少し違っていた点です。これは、クジラの移動ルートや食べているエサの違いが、胃の中の“微生物コミュニティ”にも影響していることを示しているかもしれません。

巨大な海のほ乳類の健康状態が、ミクロな細菌たちによって左右されていると考えると、なんだかスケール感がおかしくなってきますね。あなたは、自分のお腹の中にどんな“共生生物”がいるか、ちょっと気になってきませんか?

元記事: Pygmy sperm whales harbor previously unknown Helicobacter bacteria in their stomachs