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2026-07-23

チンパンジーとボノボは「ハグで空気を読む」?“なだめテク”が人間そっくりだった

人間同士でも、ケンカになりそうなときに「まあまあ」と肩に手を置いたり、ぎゅっとハグしたりして空気をなだめることがありますよね。最新の研究によると、私たちに近い大型類人猿のチンパンジーとボノボも、まさに同じような「ハグ&スキンシップ戦略」を使っていることがわかりました。

研究チームは、アフリカの保護区などで暮らすチンパンジーとボノボの群れを長期間観察し、仲間同士が緊張しそうな状況──たとえばエサを取り合いそうなときや、新しい個体が群れに入るとき──にどんな行動をとるかを細かく記録しました。その結果、決定的な争いになる前に、抱き合う・キスをする・やさしく毛づくろいをするなど、「触れてなだめる」行動が多く見られたそうです。

しかも面白いのは、そのスキンシップがかなり“気をつかった”タイミングで行われていること。たとえば、力関係が弱い個体が、強い個体を落ち着かせようと先にハグしたり、仲のいい友達が間に入って、両方をなだめながら肩を抱いたりします。研究者はこれを「社会的なクッションのような役割」と表現しています。

この結果から、私たち人間の「慰めのハグ」や「仲裁の肩ポンポン」といった行動も、かなり古い進化の歴史を通じて受け継がれてきた可能性があると指摘されています。言葉がなくても、“触れ方”で気持ちを伝えるコミュニケーションは、類人猿の世界でも重要なスキルだったようです。

ちょっと気まずい場面で、そっと肩に手を置いてくれる友人って心強いですよね。あなたのまわりにも、そんな「ボノボ系のなごませ上手」、いませんか?

元記事: Great Apes Use Touch-Based Gestures to Ease Tension Before Stressful Events