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2026-07-19

ハエなのに“冬モード固定スイッチ”付き?季節を切り替える不思議な遺伝子が発見される

ワシントン州立大学の研究チームが、ショウジョウバエという小さなハエの中に、「冬モード」に入ったままロックしておく遺伝子スイッチを発見したと発表しました。ショウジョウバエは遺伝学のモデル生物として有名で、世界中の研究室で使われている昆虫です。

多くの動物は、日照時間や気温の変化を感じ取り、「冬だから活動をおさえてエネルギー節約」「春になったから繁殖モード」といった具合に、体のリズムを季節に合わせています。今回の研究によると、ショウジョウバエには季節を切り替える分子レベルの“ロック機構”があり、ある遺伝子スイッチがオンになると、寒さが続くあいだは低活動の冬モードに固定されるのだとか。

これがなぜ面白いのかというと、同じような仕組みが作物の害虫や、冬眠をする動物、人間の季節性のうつ病(冬になると気分が落ち込みやすくなる症状)などと関係している可能性があるからです。研究者は、このスイッチをうまく操作できれば、害虫の活動をピンポイントで抑えたり、季節に関連した体調不良の仕組みを理解するヒントになると期待しています。

具体的には、「日照時間が短くなる→脳の中の特定の神経回路が反応→ホルモンや遺伝子スイッチが切り替わる→体全体が省エネモードへ」という流れを、分子レベルで追いかけているところだそうです。ハエの話に聞こえますが、意外と私たち人間の“冬のだるさ”ともつながっているかもしれません。

あなたは冬になると、体や気分のモードが変わる実感はありますか?

元記事: Seasonal gene switch locks fruit flies in winter mode