2026-07-18
5億5000万年前の生き物に「右利き」発覚?オーストラリアの化石が示したクセ
「右利き・左利き」は人間だけの話…と思いきや、なんと5億5000万年前の海の生き物にも“利き手”のクセがあったかもしれない、という研究が発表されました。
アメリカやオーストラリアなどの研究チームが調べたのは、「スプリギナ・フラウンデルシ(Spriggina floundersi)」という、エディアカラ紀(カンブリア紀の少し前)の動物化石。体長は数センチほどの細長い体で、左右に区切りのような節が並んだ、ちょっとムカデっぽくも見える謎の生物です。
研究者たちは、オーストラリアで見つかった多数のスプリギナ化石を詳しく観察。その結果、多くの個体で、体の片側の形がもう片側と微妙に違っていることが分かりました。左右の非対称性が、たまたまではなく“ある方向”に偏っていることから、「集団レベルでのハンドネス(handedness=利き手のような傾き)」があった可能性が高いというのです。
人間の右利き・左利きの比率は文化や遺伝など、いろいろな要因が関係しますが、魚の群れの曲がりやすい方向など、動物界にも「どちらか一方に揃うクセ」が存在します。このスプリギナの研究は、「そうしたクセが、実は動物進化のかなり初期から現れていたのかも」という示唆を与えています。
5億年以上も前の“ご先祖”にまで、右利き左利きの話がさかのぼるかもしれない——そう考えると、自分がペンを持つ手にも、ちょっとロマンを感じませんか。
元記事: Australian fossils reveal 550-million-year-old animal may be the first known right-hander