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2026-07-18

恐竜を絶滅させた「謎の隕石」、ついに“正体”にかなり近づいたかも

「恐竜を絶滅させた隕石」と聞くと、有名なのはメキシコ・ユカタン半島のチクシュルーブ衝突クレーターですよね。でも、その“犯人”となった隕石がどんな種類だったかは、実は長年はっきりしていませんでした。

カナダのブリティッシュコロンビア大学などの研究チームが2026年7月17日に発表した研究では、この隕石が「COコンドライト」と呼ばれる、かなりレアなタイプの隕石だった可能性が高いと報告しました。コンドライトというのは、太陽系初期の物質がほぼそのまま残っている「原始的な石質隕石」の一種。中でもCOコンドライトは産出量が少なく、“はぐれ者(oddball)”扱いされてきたグループです。

研究チームは、ユカタンのクレーター周辺の岩石に残されたニッケル(Ni)の同位体を、超高精度で分析。これを世界中に保存されているさまざまな隕石と比較したところ、「普通の小惑星」ではなく、COコンドライトに非常によく似たパターンが出たそうです。このことから、「恐竜を消し去った一撃」は、ごくまれなタイプの隕石によるものだった可能性が高まった、というわけです。

面白いのは、「あの大絶滅は、たまたまレアな石が当たってしまった不運だったのか?」という新しい問いが出てきたこと。もし衝突したのがもっと小さい天体だったら、哺乳類も人類も生まれていなかったかもしれないし、逆に別の進化の歴史が広がっていたのかもしれません。

6600万年前の“ワンショット”の正体に、現代の分析技術でじわじわ迫っていく——こういうの、SFというよりミステリー小説みたいでワクワクしませんか。

元記事: Researchers identify class of “oddball” meteorite that killed the dinosaurs