2026-10-23
米新興企業Helicon、AI駆動の自律工場で1,650万ドル調達 ドローン向け炭素繊維部品を短納期化
米ロサンゼルスのスタートアップHeliconが、シードラウンドで1,650万ドル(約25億円)を調達しました。同社は、炭素繊維など複合材(コンポジット)部品の製造プロセスを、ロボットとAIで自律的に最適化する「自律工場(autonomous factory)」プラットフォームを開発しています。主なターゲットは、軍事・物流用途などで需要が急増しているドローン向けの高性能部品です。
従来、炭素繊維部品の製造は人手と職人技に依存し、発注から納品まで数カ月かかることが多く、生産量を増やしにくい課題がありました。Heliconは、センサーからのデータをAIで解析し、温度や圧力、積層パターンといった条件をリアルタイムに制御することで、リードタイムを「数カ月から数週間」に短縮できると説明しています。
今回の資金は、LA近郊でのパイロット工場拡張とソフトウェア開発、航空宇宙・防衛企業とのパートナーシップ構築に使われる予定です。AIが「設計」だけでなく「実際の製造ラインの意思決定」に踏み込むケースとして、産業界からの注目が集まっています。
元記事: Helicon raises $16.5M to industrialize composites manufacturing