2026-10-23
サンフランシスコ発AI研究スタートアップ「Flapping Airplanes」、売上ゼロで10億ドル調達
サンフランシスコ拠点のAI研究スタートアップ「Flapping Airplanes」が、シリーズAラウンドで10億ドル(約1,500億円)を調達し、評価額60億ドルに達したことが報じられました。同社は、GPT(大規模言語モデル)に続く「次世代の基盤モデル(foundation model)」開発を掲げていますが、現時点で商用プロダクトも売上もない「リサーチ主導」の企業です。
ラウンドはIndex VenturesとLux Capitalが共同リードし、複数の著名VCが参加しました。異例なのは、シリーズAとしては過去最大級の規模であることと、プロダクトがまだ公開されていない段階で巨額投資が集まった点です。背景には、GPU(NVIDIA製の高性能半導体)や優秀な研究者の確保をめぐる競争激化があり、投資家が「有望な研究チーム」を早期に囲い込もうとする動きが強まっています。
一方で、市場では「AIバブルではないか」「リスク管理や安全性への説明が不十分」という懸念も出ています。Flapping Airplanesは、調達資金を大規模モデルのトレーニング環境構築と研究チーム拡充に投じるとしつつ、安全性とガバナンスのフレームワークを整備すると説明しており、今後の透明性が問われそうです。