2026-10-19
カリフォルニア州、AI「緊急停止ボタン」構想を前進 独立監視強化へ新たな一手
カリフォルニア州のニューサム州知事は、生成AI(ChatGPTのような文章を自動生成するAI)などのリスクに対応するため、AIの独立監視体制を加速し「AIキルスイッチ(緊急停止ボタン)」の検討を進める新たな行政命令を発表しました。これは9月に出された命令を具体化する動きで、直近では州機関によるAI利用の監査枠組み作りや、重大インシデントを検知した際にシステムを停止・隔離できる技術要件の整理が進んでいます。州政府は、連邦レベルで包括的なAI規制が進まない中で「実験場」として先行する姿勢を強めており、クラウド事業者やモデル提供企業に対しても、透明性報告や第三者評価への参加を求める方向です。一方、業界側からは「イノベーションの足かせになりかねない」として、過度なルールに慎重な声も上がっており、今後の具体的な規則設計では、産業競争力と市民保護のバランスが大きな争点になりそうです。