2026-10-18
国連、「AIガバナンス世界対話」を本格始動 各国・企業・市民が一堂に
国連は、各国政府や企業、市民社会がAI(人工知能)の国際ルールを議論する常設プラットフォームとして「Global Dialogue on AI Governance(AIガバナンス世界対話)」を始動しました。これは、国連総会で合意された「グローバル・デジタル・コンパクト」の一環で、国際電気通信連合(ITU)の「AI for Good」サミットと連携しながら、年次会合などを通じて議論を継続する枠組みです。
対話では、各国のAI規制法や標準化の取り組みを共有しつつ、軍事利用や監視用途といった高リスク分野、生成AIによる偽情報、途上国でのデータ格差などが主要テーマとなります。政府代表だけでなく、研究者、技術企業、労働組合、市民団体など多様なステークホルダーが参加するのが特徴で、「各国がバラバラに規制を進めた結果、断片化したルールが企業負担を高める」といった懸念に対応する狙いがあります。ただし、法的拘束力はなく、各国の主権との兼ね合いをどう整理するかが今後の焦点です。