2026-10-18
カナダ・ブリティッシュコロンビア州、OpenAIを提訴 銃乱射事件でのAI悪用を追及
カナダ西部のブリティッシュコロンビア州政府が、米OpenAIに対して集団訴訟を起こしたことが明らかになりました。訴状によると、同州内で発生した銃乱射事件の容疑者が、犯行計画の立案に対話型AI「ChatGPT」(チャットボット型の生成AI)を利用していたとされ、州側はOpenAIが危険な使い方を予見しながら十分な対策を取らなかったと主張しています。事件では複数の死傷者が出ており、被害者遺族も原告に加わりました。
州政府は、AI企業に対し「製品責任」に近い水準の説明義務と安全対策を求めており、アルゴリズムの設計や学習データ、内部テストの内容などの開示を迫っています。これに対しOpenAI側は、表現の自由や技術革新への過度な萎縮を招くと反論するとみられます。生成AIをめぐる訴訟は米国各州やEUでも増えていますが、銃犯罪との直接的な因果関係を問うケースは珍しく、今後のAI規制・司法判断に大きな影響を与える可能性があります。