2026-10-12
米ノースカロライナ州ローリー市、データセンター新設を一時停止 AIインフラと街づくりのせめぎ合い
米ノースカロライナ州の州都ローリー市議会は、データセンターの新規建設申請を最大6カ月間停止する一時モラトリアム(猶予措置)を可決しました。生成AI向け計算拠点として各地で大型データセンター計画が進むなか、騒音・景観・電力需要の急増が住宅地やダウンタウンの環境に与える影響を見極める必要があると判断した形です。
市議会では、今回の決定は「AIそのものへの拒否反応」ではなく、ゾーニング(用途地域指定)や送電インフラ、緊急時対応などのルールが追いついていないことへの危機感だと説明。AIへの不安や怒りといった、より広い世論の受け皿としてデータセンター問題が象徴的に扱われている側面もあると指摘されました。
今後ローリー市は、どのエリアにどの規模のデータセンターを許可するのか、電力会社との協調をどう担保するのかといった新ルールを策定します。全米各地で同様の議論が浮上しており、AIインフラの立地規制は今後のテック企業の投資計画にも影響を与えそうです。