2026-10-03
スウェーデン発Legoraが約950億円を調達 リーガルテックとAIチップ大手も巻き込む大型ラウンド
欧州のAIスタートアップ投資が減速する中、スウェーデン発のリーガルAI企業Legora(レゴラ)が存在感を示しています。同社は10月2日、契約書レビューや訴訟リスク分析を自動化する自社プラットフォームの拡大に向け、6億ドル(約950億円)の資金調達を発表しました。出資者には、米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)の投資部門NVenturesも名を連ね、法務分野の生成AI(自然文生成などを行うAI)に対する期待の高さがうかがえます。
Legoraは、大規模言語モデル(LLM)を法令・判例に特化してチューニングし、契約条項の抜け漏れや異常なリスク配分を自動検出する仕組みを提供しています。今回の超大型ラウンドは、欧州企業が米国勢に対抗する「AIプラットフォーム」を自前で持とうとする流れの一環と位置づけられます。
調達資金は、欧州・北米市場への拡大と基盤モデルの高性能化、セキュリティ審査の強化に充てられる予定です。生成AIが弁護士や法務部門の仕事をどこまで置き換えるのかという議論は続きますが、少なくとも「AIが法務の標準ツールになる」未来は一段と現実味を帯びています。
元記事: Legora raises $600 million with NVentures joining the legal AI funding round