2026-09-25
サンダース上院議員ら、「人工超知能」を世界的に禁止する新法案を提出 高度AI開発の一時停止も
米国のバーニー・サンダース上院議員と下院のグレッグ・カサール議員は2026年9月23日、「人工超知能(Artificial Superintelligence)」の開発・運用を禁止し、高度なAI開発を一時停止させるための法案を発表した。ここでいう人工超知能とは、「ほとんど全ての分野で人間を上回る認知能力を持つ、あるいは人類を支配・無力化し得るAI」と定義されている。
法案は、新たな連邦機関を設置し、フロンティアAIモデルの開発をライセンス制の下で厳格に監督することを提案。一定の能力水準を超えるモデルや、軍事転用・社会インフラ破壊に使われ得るシステムの開発・配備を禁止する。また、輸出管理や国際協定を通じて、他国でも人工超知能が開発されないよう米国が主導的役割を果たすべきだとする。
この構想は、トランプ政権が掲げる「AI開発加速」路線と真っ向から対立しており、成立のハードルは極めて高いとみられる。一方で、超強力なAIが暴走した場合の「存在論的リスク(人類存続に関わる危険)」への懸念が専門家の間で広がる中、「どこまでが正当な安全対策か」を巡る政治論争は一段と激しくなりそうだ。