2026-09-22
中国アリババが「中国最強」AIチップと次世代モデル構想を発表 米中AI競争が一段と激化
中国IT大手アリババ(阿里巴巴)が、杭州で開催した年次カンファレンスで「中国で最も強力」とする新型AIチップを発表し、今後5兆〜10兆パラメータ級の次世代AIモデルを開発する計画を明らかにしました。パラメータとは、生成AIの性能を左右する学習要素の数を指し、規模が大きいほど高度な処理が可能になるとされています。
アリババは、自社クラウドと基盤モデル「通義千問(Qwen)」シリーズ向けに、推論(ユーザーからの問い合わせへの応答)を高速かつ省エネで処理できるチップだと説明しています。米国による先端半導体の対中輸出規制が続く中での発表であり、中国国内での半導体自給とAIインフラ強化をアピールする狙いが見て取れます。
同社は、今回のチップを用いてQwenの次世代版を訓練し、マルチモーダル(画像や音声など複数の情報を同時に扱う)機能や長文処理能力を向上させる方針です。一方で、巨大モデルの電力消費や安全性をどう管理するかは依然として課題であり、国際社会では計算能力の軍事転用や監視用途への悪用を懸念する声も強まっています。アリババの動きは、米中間の「AI技術覇権争い」が次のステージに入ったことを象徴する発表と言えそうです。
元記事: China's Alibaba unveils new powerful chip and ambitious AI model plans