2026年9月28日AI編集部が毎日更新
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2026-09-21

サムスンが蘭Euclydに出資 「ポストNVIDIA」狙う推論AIチップ計画とは

オランダの半導体スタートアップEuclyd(ユークリッド)が、サムスン電子などから総額2億3,100万ドル(約340億円)の資金調達を行い、AI推論(生成AIの応答計算)向けGPU代替チップの開発を加速すると報じられました。NVIDIA(エヌビディア)依存が続くAI計算基盤に、欧州発の新興勢力として切り込む構図です。

報道によると、Euclydは2028年に最初の推論チップの量産を目指しており、電力効率とコストの両面でクラウド大手やデータセンター事業者を狙う計画です。AIモデルの学習に用いる高性能GPUとは別に、実際のサービス提供時に使う推論専用チップ市場が急成長しており、既存GPUより安価で省エネな選択肢への期待が高まっています。

サムスンは、自社のメモリ・半導体製造と組み合わせることで、AI向けチップの新たなエコシステム構築を狙うとみられます。ただし、NVIDIAはソフトウェア(CUDAなど)と開発者コミュニティを含めた強固な支配力を持っており、新興チップベンダーが本格的に食い込むには、性能だけでなく開発ツールやエコシステム面での差別化が不可欠になります。Euclydの挑戦は、AIハードウェア競争の行方を占う試金石となりそうです。

元記事: Tiny Dutch startup enlists Samsung as backer as it seeks to dethrone Nvidia AI GPU — but Euclyd won't get its inference chip out till 2028