2026-09-19
カリフォルニア州、AI「キルスイッチ」と独立監督を加速 ニューサム知事が新たな大統領令
米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は2026年9月18日、最先端AI(フロンティアモデル)の安全対策を強化する新たな州知事令(エグゼクティブ・オーダー)を発表しました。既に同州では、巨大AIモデルの開発企業に第三者による安全評価や監査を義務付ける法律が成立していますが、今回はその施行スケジュールを前倒しし、AIシステムを緊急停止できる「キルスイッチ(遠隔停止機構)」の設計を加速させる内容です。知事は、近月のAIインシデント(AIが想定外の行動をとった事例)を受け、「連邦レベルでの対応が遅れる中、州として国民全体の安全を守る」と強調。専門家パネルを招集し、2カ月以内に安全・セキュリティ面のギャップ分析と追加ルール案をまとめるよう指示しました。カリフォルニアは、生成AIに関する2023年の先駆的な知事令以来、ディープフェイクや子ども向けチャットボット、労働者保護など幅広いAI規制を整備しており、今回の動きは「事実上の全米標準」として他州や連邦政府の議論にも影響しそうです。