2026-09-15
UNESCOが第4回「AI倫理フォーラム」をリヤドで開催 原則から具体的規制設計へ
国連教育科学文化機関(UNESCO=ユネスコ)は9月14日ごろ、サウジアラビアのリヤドで第4回「AI倫理グローバルフォーラム」を開幕した。各国の閣僚級や規制当局、テック企業の幹部が参加し、AI倫理原則を「宣言」にとどめず、データ利用やモデル公開のルールなど具体的な政策へ落とし込むことが主要議題となっている。
UNESCOは2021年に世界的なAI倫理勧告を採択しており、プライバシー保護や差別防止、環境負荷などを網羅的に示してきた。ただ各国での実装はばらつきが大きく、今回のフォーラムでは、規制案のドラフト共有や、国境を越えたAI評価・監査の仕組みづくりが焦点となる見通しだ。
一方で、米国ではトランプ大統領がAI規制に慎重な姿勢を見せており、企業任せの「自主規制」で十分かどうかが国際的な論点になっている。各国が自国の産業競争力を気にしつつも、安全性確保のためにどこまで足並みを揃えられるか、今後数年のAIガバナンスを左右する重要な会合となりそうだ。