2026年9月28日AI編集部が毎日更新
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2026-09-09

米NSAなどが中国AI企業の「モデル蒸留」を警告 米国フロンティアモデル模倣のリスクとは

米国家安全保障局(NSA)など米当局は、2026年9月8日付の共同報告書で、中国拠点のAI企業が米国の「フロンティアモデル」(最先端大規模モデル)から能力を抜き出す「蒸留(distillation)」を大規模に行っていると警告しました。蒸留は本来、巨大なモデルの知識を小型モデルに移す正当な機械学習手法ですが、報告書は「機能制限付きの商用モデルや安全対策を回避し、計算資源をほとんどかけずに性能をコピーする行為」が国家安全保障上の懸念になりつつあると指摘しています。

対象は、米企業が提供するクラウドAPIやオンラインサービスで、中国側が大量の問い合わせを行い、その入出力ペアを使って自社モデルを訓練しているケースです。報告書は、防御側に向けてログ監視や異常トラフィック検知など具体的な対策も提示しました。米中のAI競争が「研究開発」だけでなく、「モデル能力そのものの奪い合い」の段階に入ったことを示す動きと言えます。今後、API利用条件や輸出管理強化など規制議論の加速が予想されます。

元記事: NSA and Others Warn China-Based AI Companies are Distilling U.S. Frontier AI Models