2026-09-07
インドのウェアラブル企業Ultrahumanが7,000万ドル調達 スマートリングにオンデバイスAIを強化
インド発のウェアラブル企業Ultrahuman(ウルトラヒューマン)が、シリーズ資金調達ラウンドで7,000万ドル(約100億円超)を調達しました。出資には、半導体大手クアルコムの投資部門Qualcomm Venturesや、米国の検査会社Labcorpなどが参加。血糖値や睡眠、心拍などを測定する同社のスマートリング製品に、より高度なオンデバイスAI(端末内で動作するAI処理)を組み込む狙いです。
Ultrahumanは、生成AIではなくバイオメトリクス(生体データ)解析に特化したAIアルゴリズムを強みとし、クラウドにデータを送らず端末側で処理することで、プライバシー保護とレスポンスの速さを両立しようとしています。今回の資金は、独自チップ設計や低消費電力モデルの開発、インド以外の市場拡大にも充てられる予定です。
ウェアラブル機器分野では、米国や欧州でも指輪型デバイスが相次ぎ登場しており、「どこまでをクラウドAIに任せ、どこからをオンデバイスAIで処理するか」が重要な設計論点となっています。Ultrahumanの動きは、健康データ分野でのAI活用と個人情報保護の両立モデルとして注目されそうです。